院長こと佐々木真啓が行う、矯正治療の下準備とポイントを説明します。
まず一番のポイント・佐々木歯科の理念 「何事にも丁寧な仕事をする」です。
第二は、地域に根付いた、総合歯科医療を行う身では、一本でも患者様の歯は、軽々しく抜けません。
ですから、歯列矯正治療でも、可能な限り歯(永久歯・親知らず以外)は、抜きません。
そのためには、あらゆる下準備(医学的には、診断学といいます。)を怠りません。
上の写真は、まず患者様のお口の中を全方向から撮り、検討します。
歯の外への出具合の検討もします。
骨格のレントゲンから分析し、同年代・同姓の平均と比較分析します。
写真は横方向ですが、この正面も同様に分析します。
次に一本・一本の歯の状態を精査し、加えて顎関節に異常がないかも調べます。
上の写真は、顔の骨格に対して、歯列のゆがみを調べるために、行う検査です
上の左写真は、先程の検査結果を咬合機という装置に置き換えた状態です。
これで、事前に噛み合わせの問題点について、多くのことが解ります。
上右の写真は、以前にも紹介した、歯軋り検査装置です。 今回の患者様は、異常なしでした。
上の写真は、先程の咬合機から得られる、噛み合わせの情報のアップの写真です。
ここには、多くの有益な情報が盛りだくさんです。
次に矯正治療中は、色々な装置が歯につき、健康な人でも歯科疾患に罹患しやすくなります。
そのために事前にリスクのある無しを検査・判定します。 検査項目は、歯周病と虫歯のリスクです。
検査後リスクの高い患者様には、予防歯科治療をおこないます。
最後に「歯を抜かない歯列矯正治療」は、本当に難易度の高い治療です。
私・佐々木もこの治療を行うために、多くの下準備をし、現在も探求しています。
普通の成人歯列矯正治療は、やはり永久歯を、平均4本ほど抜かなくてはなりません。
総合歯科医療をおこなう、私としては、非常にモッタイナイのです。
できるだけ、「歯を抜きたくない」そんな思いから、今年度1月から、院長の矯正として初めました。
おかげさまで、たいへん好評です。そして、なんと写真の女性・そう我がスタッフ・リーダー・田中さん
も治療希望していただき、3月から治療開始となります。
加えて彼女の治療過程を、このHPで順次更新してもいいと言っていただいて、本当に頭の下がる
思いです。しかし彼女の英断は、きっと多くの患者様への有益な情報になると私は思っています。
上の写真のように、今でもとても、魅力的な笑顔が、さらに魅力的になるように、院長がんばります。
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