所属する団体が琵琶湖博物館のメンバーシップとなったので 数年ぶりに訪問しました
全体的にリニューアルが進み、とても清潔で観やすく、理解しやすい展示となっていました
特に 佐々木が良いなと感じたのが B展示室で
滋賀県を含め全国的に日本の山々の木々は、江戸~昭和戦前まで、生活燃料のために伐採が日常で
はげ山ばかりでした 昔は自然が豊かだったは誤りで、自然破壊が当たり前だったんです
戦後になって反省し、植林事業を推進した結果、山々に杉を中心とした木々が復活しました
山々の木々は、里山文化や自然災害の予防策として機能しましたが、高度経済成長期に入り
林業が衰退し、過疎化が進行し、間引き等を怠った結果
現在の花粉症やアレルギー増加の要因となりました
ご年配の患者様が、「わしらが若い時は、花粉症なんてなかったんや」とお話されます (;^_^A
そしてちょっと驚いたのが
日本人気質 負の遺産の一つ 五人組の掟の展示でした
江戸時代から、統治者が国民を従順に管理しやすいように制度化した
悪い慣習の一つだと佐々木は思っています
五人組は隣組とも称され、昭和=植民地支配時代 アジアの人々を苦しめました
展示は、マイルドな形に変換していましたが、想像力を膨らますことで理解できる
とても良い展示だなと思いました
はみ出し者やいたずら者という表現で個性を潰し、追放し、人々を従順な気質に変換していく政策
多様性や個性や主体性を持たさせない、日本人気質=同調圧力の始まりだと思っています
同調圧力という論理の源は、儒教から派生し、江戸時代から日本人に根付いた朱子学でした
「自己主張せず、周りに合わせ、上司や親、先生を敬い、親孝行が何より大切」
滋賀の地域でも 歪曲された朱子学の教えがまだ根深く残っていると感じています
同調圧力は、これからのグローバル社会で成長・発展してくにはマイナスとなっています
私達中高年は、若い人の考えを否定せず、邪魔をせず、出てくる杭を打たないことが大切と思っています
少し話が難しくなりました 琵琶湖博物館で最も良いと思う施設の紹介です
博物館巡りが趣味な佐々木としては、館内に常設してある持ち込みOKの
無料で利用できる食事スペースは、素晴らしいと思っていて感心しています
意外と全国の博物館でも、少ないんです 館内で、室内で、利用できる無料の食事スペース
そして琵琶湖博物館は、日当たり良好で、綺麗で、清潔で、冷暖房完備と とても快適です!
琵琶湖博物館は、お子様が一日楽しめる展示の多い、楽しい博物館です
その中に少し想像力を膨らませると いろいろと試行錯誤できる工夫がされています
このあたりのバランスがとても優れているなと 今回久しぶりに訪れて思いました
歯科医師会には、メンバーシップ入会という良い仕事をしていただいたなと感謝しています。
佐々木