人気歯科医が語る“歯は抜くな”のワケ ー女性自身記事ー
2021年に書いた記事の再掲載です
高価な検査や治療よりも、生活習慣の改善が根本的な原因の解決だと思っています
ぜひ記事を読んでいただけたらと思います
人気歯科医が語る“歯は抜くな”のワケ
https://news.livedoor.com/article/detail/19567718/
この記事を読まれると、予防医療は高額なんだなと感じると思います
確かに高精度な診断をするために検査は必要だと思います
しかし保険適用外で高額だと、一部の富裕層のみの恩恵となり、格差が広がることが懸念されます
逆に、保険適用を求めると社会保障費の高騰を招き、国家財政の圧迫を加速させることになります
そこで佐々木の提言です
高額な検査もせずに、保険適用内でも、多くの歯の病気を防げる最強の予防法があるんです
それは、「生活習慣の改善」です!!
歯の病原菌は、口腔常在菌と呼ばれ、侵襲速度の遅い、弱毒性の中の菌です
昨今の関心事である、進行速度の速い、強毒性のウィルスのような怖い病気ではありません
そして何より大事なことは、検査で菌の種類が解っても、病は治らないということです
もう一度説明しますと、虫歯菌&歯周病菌は、弱毒菌です
よって抗生物質などの薬も 本来は必要ありません
生活習慣の改善で、無害無毒にすることが可能ということです
ここまでが前置きです そして生活習慣の改善について説明します
現在日本人の平均的な 歯磨きの生活習慣は
食事が1日3回で、1日の歯ブラシでの歯磨きが朝と夜の2回
歯間ブラシやフロスなどの歯間清掃は、1日に0~1回というのが、現状かと思います
ここが歯を削る、神経を抜く、歯を抜く原因です
菌の特定も大切ですが、見つかるどの菌も弱毒で、歯ブラシ&歯間ブラシを
最低1日3回の清掃を行うことで、菌の増殖や歯の病の発生が防げます
歯が弱いと言われる人も 強いと言われる人も、平等に防ぐことができるんです
そーなんです、弱毒性の口腔常在菌ですので、撲滅するのではなく、日々繁殖を防ぐということです
これは、家庭内でのカビ菌の繁殖を防ぐために、換気や掃除を日々している習慣と同じことです
日当たりと風通しの良い家と、日陰で風通しの悪い家でも
毎日換気とお掃除をしていれば、平等にどちらの家もカビ菌の繁殖を抑えることが
可能なのと同じことです
さらに効果的な清掃方法があります
歯磨きの順番は、まず歯間ブラシ・デンタルフロスの歯間清掃が先ということです
その後に虫歯予防と書かれた歯磨き粉を付けて、歯ブラシによる歯磨きです
佐々木歯科に初めて来院される患者様の多くが、順番が逆で歯ブラシを先にしている方が多いです
まず歯間ブラシをして、歯間の汚れ、歯垢などをとってから、虫歯予防(フッ素)の歯磨き粉を歯間に浸透させて磨いて下さい
シンプルにこれだけで、高額な予防医療や保険適用外の高額なメンテナンスに通う必要がなくなります
ダイソンやアイロボットのような便利で高性能な掃除道具を使うか
手間にはなりますが、安価な ほうき と ちり取りで掃除するかの差と同じで、
大事な事は、毎日の掃除だと思います
ちなみに歯磨き粉は、日本の大手3メーカー 花王・サンスター・ライオン
製品名で言うと、クリアクリーン・GUM・クリニカで充分です
スーパーなどで、安く売っているタイミングで選んでください
ちなみに佐々木家は、妻がスーパーで買ってくる、ライオンのクリニカです
歯ブラシも歯間ブラシもフロスも、大手の百円均一ショップの物でも充分です
大切なのは道具の良し悪しではなく、歯を磨く回数で、1日3回以上です
高性能な電動歯ブラシ、特殊な歯間清掃器具も必要ありません
あれっ? 日本でこの習慣が根付くと歯医者さんは、将来仕事がなくなるんじゃない
そーなんです、これが日本で本当の予防医療が根付かない 一つでもあります (^-^;
最後です
佐々木自身は、毎日6回以上の歯磨きと歯間清掃をしています
なぜ1日6回もという理由は、
80歳過ぎても生涯自分の歯で食事を楽しみたいからです
その目的のためには、自分の歯を削らないことが最低条件です
削った歯は必ず弱り、歯の寿命が短命への道に進むことになります
あたりまえのことを 続けることが大切です
一人でも多くの方に、歯の治療を受けることのない未来になるように
日々説明を繰り返してしています
佐々木