CATEGORY : 院長 佐々木真啓のつぶやき

歯科医はなぜ 手袋や機器を使い回すのか ドリル編

 

最近下記の記事(2017年7月)へのアクセスが多くなってきていますので

再掲載させていだきます

ご参考にしていただければと思います

ドリル1

前回に続きまして 今回は 佐々木歯科における 切削器具(ドリル)の滅菌状況について ご報告いたします

佐々木歯科では 滅菌していないドリルの使い回しは ございませんので ご安心していただければと思います

では 実際の状況を ご説明いたします

ドリル2

写真は 各診療台の上に設置しているドリル群です。

私は 総合歯科医として 歯科における あらゆる分野の治療をしております

結果 各治療の内容により どーしても 常備しているドリルの種類は多種多様になっています

このドリル群の中から 治療で使用したドリルは

ドリル3

診療台の 消毒液に浸してある シャーレで 一時保存します

その後 1日2回(午前の診療後 午後の診療後) 洗浄・滅菌処理をいたします

ドリル5

ドリルを 一つずつ スタッフが 細かく洗浄した後 滅菌対応のスタンドに 立てかけ

ドリル6

オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)にて 滅菌処理をいたします

その後 冷却・乾燥が終わると 最初の 診療台の ドリル植立ケースへ 戻すという過程になります

ここからは 前回と同じ説明ですが

厚生省が定める施設基準で 「 歯科外来診療環境体制加算の施設基準 」 というのがあります

歯科外来診療環境体制加算の施設基準とは、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方社会保険事務局長に届け出た保険医療機関において、歯科外来診療の総合的な歯科医療環境の体制整備に係る取組を行った場合という施設基準です。

これは歯科診療の特性を踏まえ、より安全で安心できる歯科外来診療の環境の整備を図る取り組みに対する評価です。

歯科外来診療環境体制加算に関する施設基準

(1) 偶発症に対する緊急時の対応、医療事故、感染症対策等の医療安全対策に係る研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること。
(2) 歯科衛生士が1名以上配置されていること。
(3) 患者にとって安心で安全な歯科医療環境の提供を行うにつき次の十分な装置・器具等を有していること。

ア 自動体外式除細動器(AED)
イ 経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)
ウ 酸素(人工呼吸・酸素吸入用のもの)
エ 血圧計
オ 救急蘇生セット(薬剤を含む)
カ 歯科用吸引装置

(4) 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること。
(5) 口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な感染症対策を講じていること。
(6) 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること。
(7) 歯科用吸引装置等により、歯科ユニット毎に歯牙の切削や義歯の調整、歯の被せ物の調整時等に飛散する細かな物質を吸収できる環境を確保していること。
(8) 当該保険医療機関の見やすい場所に、緊急時における連携保険医療機関との連携方法やその対応および当該医療機関で取り組んでいる院内感染防止対策等、歯科診療に係る医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っていること。

もちろん 佐々木歯科医院は この施設基準の審査が始まった当初に合格しており 施設基準認定医院となっておりますので 通院される患者様は ご安心していただければと思います。

院長 佐々木 真啓

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