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滋賀県 東近江市 歯科 小児歯科 矯正歯科 佐々木歯科医院 ホーム > 最近の治療例> 小学生・高学年からの受け口治療

最近の治療例

2016.05.27

小学生・高学年からの受け口治療

 

 

 

 

 

 

 

 今回は、小学生・高学年からの受け口治療を 現在治療中の患者様を 例にして 説明していきます

 

 

西川1.jpg

 

 写真は、小学6年生 比較的しっかりとした 受け口の患者様です

 この時点で 患者様及びご家族に 説明した治療内容は

 顎の成長期が 1年程残っているので まず来年の4月頃までは 受け口を治すのではなく

 顎を大きくする 子供の矯正治療(取り外し式)で 永久歯が生え揃えられる 隙間の確保を優先します

 そして来年の4月以降 針金の矯正治療(歯を抜かない矯正治療)を1年以内の期間おこない

 受け口を改善していき 中学1年生の春休みまでには 終了しますと ご説明しました。

 

 

 では、ここで 私が伝えたいことです

 受け口の患者様は、歯列不正の中でも コンプレックスの感情が強いと感じています

 皆様 1日でも早く 受け口を改善してほしいと 願っています

 今回でも 小学6年生の時期に 針金による矯正治療で 受け口を改善することも可能でした

 しかし それだと 小さな顎の中で 受け口を改善することになってしまいます

 では 次の経過写真に進みます

 

 

 

西川2.jpg  右の写真は 現在の状態です 受け口は、すでに改善しています

  最初の1年間は、 子供の矯正治療で 顎を大きくしました

 結果 永久歯が生え揃うことができる隙間の確保に成功しました

 これにより 永久歯を1本も抜くことなく針金の矯正治療に移行できました

 針金の矯正治療(歯を抜かない矯正治療)は 2016年4月から開始しました

 すると 僅か2か月程の期間で 受け口の噛み合わせは 無くなりました

 今後は、 治療を半年程 継続していき よりしっかりとした噛み合わせを構築していきます

 そして 最初のお約束より 少し早い 今年の年末頃に 治療完了予定となっています

 いかがでしたでしょーか

 

 

 

 今回は 写真が少なく 文章が多めで 少しマニアックな 話となりました

 

 まとめです

 

 

 小さい顎のまま 受け口だけを改善してしまうと 噛み合わせは 正常に近くても 表情であったり顔貌であたったりに 受け口が残ってしまうことが懸念されています

 小学生高学年の時期は 大人と子供の矯正治療の移行期です

 つい 大人の治療に進みがちな傾向になりやすいのですが

 ここは あえて 「急がば回れ」を選択し 小さい顎を 少しでも大きくしてあげ 受け口顔を 残存させないように してあげることも大切だと感じています

 今回は そんなことを伝えたい と思い記事に してみました。

                     

                 院長 佐々木真啓

 

 

 

 

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