定期的に配信している「文春オンラインの記事です」
何かとストレスが溜まるご時世です、佐々木歯科に来院される患者様の中でも
このストレス性歯痛が増加しています
痛みの原因が歯ではないため、治療をしないことが多く、ご批判の声も少なくありません
ではなぜ治療をしないのか、歯科医師となって30年程 日本は世界と比較しても歯医者が多く、
治療費も国民の税金から安価でおこなえるため、その場の痛みを治療する対処療法が中心でした
その結果は、世界と比較すると、老後に歯が残っていない民族となってしまいました
過剰医療が招いた弊害と考えられています
世界で最も老後歯が残っている国々は、歯科医師が公務員で数が少なく、治療は全額自己負担の北欧となりました
そして医療全般、平均&健康寿命は北欧と比較してどうなっているか
医師を公務員にして数を抑制し、対処療法は高額、予防は無料として医療費の抑制をした北欧と
今でも医師不足とメディアで放送し、過剰医療を続ける日本とで寿命の差は2年程と大差ありませんでした
国の借金となる社会保障費が増え続ける日本と国の借金を減らす努力をしている北欧
その事を踏まえてリンクしています文春オンラインの記事を一読していただければと思っています
http://bunshun.jp/articles/-/12978
補足
昭和・平成の時代は、
歯痛 = 虫歯ですよの説明があり、治療は痛みを出している歯の痛覚を無くす = 対処療法でした
令和時代は
歯痛 = ストレス性神経痛又は不摂生による歯周病をまず疑い、その後虫歯を疑うという順序です
治療は、ストレス性の神経痛の場合、ストレス(緊張や力み)の緩和を促すことの内容説明です
不摂生による歯周病 ならば、 毎日3回以上の歯ブラシと歯間ブラシによる歯間清掃です
あれ、?これだと全部自分で解決しなくてはならなくて、先生は治療してくれないの?と思うと思います
そーなんです これが 「歯の痛みの8割は、削らなくても治りますよ」 という予防医療なんです
歯科医師が登場して歯を削ったり、投薬したり、注射したり、何か装置を作ったりするのは、
その場をしのぐ、対処療法であって根本的な解決法ではないため、再発を繰り返します
医院経営の面から観ると、都合が良く、患者様も生活習慣の改善をしなくても
痛みが、手っ取り早く取れるため昭和・平成の時代に、とても支持されたのが対処療法でした
しかし対処療法をおこなう前に、ご自宅で解決できることが沢山あります
これからの未来ある世代の事を考え、一人一人が少しでも負担を減らすことができたらと思っています
佐々木歯科では、過剰医療が発生しない方法でストレスの緩和法をアドバイスをしています
まとめ
令和になり、テレビやネットニュースなどのマスメディアで、予防医療の情報が沢山発信されるようになりました
社会保障費=過剰医療の元となる対処療法を選択する前に、生活習慣の改善で予防する
尊敬する昭和史の研究家 半藤さんは
「日本人は、長い視野で物事を見て、方向を決めるということをしないで、短兵急に、明日にでも成果が出るような発想、考え方を好む傾向があります」
「もう待っていられないんですよ」
日々の診療で、患者様のお話を聞いてると、本当待っていられないんだなと思う事があります
今回のストレス性歯痛は、まさにこの「待っていられない」が原因です。
佐々木