CATEGORY : 院長のつぶやき

海外だから作れた「SHOGUN」の本質

真田広之さんを始め、スタッフ&キャストの皆様受賞おめでとうございました

視聴させていただき とても素晴らしい作品と思いました

上記のような内容は、他所様で沢山観れますので 佐々木が感銘を受けた印象を述べます

SHOGUN最大の魅力は

日本の悪っしき伝統 男尊女卑を取り上げ、人権を無視した悪いしきたりと断罪してくれていたことです

この男尊女卑は、現在も日本で連綿とつづき、日本文化に根差している「悪っしき伝統」となっています

歴史好きの佐々木から観た日本の侍映画の印象は、とにかく侍強いと、たまに忍者スゲーな内容ばかりです

家の保身のため乳幼児を殺したり、嫉妬心から弱い女性をDVしたりのシーンは日本では製作されません

では本当の侍はどうだったのか

近年少しづつ本当の侍の実情が、世に知られるようになってきました

間違った仏教習慣から肉食を禁じ、米=糖質と粗末な野菜と低栄養な白身魚が主食の日本人は、昔から低身長でした

ただ娯楽やエンタメ作品として、ある程度の脚色は仕方ないとも思っているのですが昨今

男女平等で一途な愛を貫いたような時代劇で、男尊女卑など無かったような脚色が増えてきました

捏造の無い戦国時代の真実は、女性はあくまで子どもを作る道具や快楽のための道具のような扱いでした

信長も家康も沢山の女性から20人近い子供を作っています 信長の長男~3男の母親は誰か正式な記録はありません

ドラマで有名な濃姫も生駒の方(吉乃)も実在したのか正確な記録はありません 

時代が進み、後の縁者による家の家格を上げるために歴史家と協力しての脚色や捏造が多く、

実際は、政略的な価値として子供の記録は残っていますが、母親に対しての記載や記録などは、

ほとんどが必要無しだったのが現実だったようです

日本人の女性に対しての価値観をSHOGUNでは、厳しめに映像化していることが評価となっています

男女格差がなかなか改善しない日本には、良い意味での参考資料になると思っています

「SHOGUN」は令和の日本人が観たいシーンより、観たくないシーンが多い作品です

佐々木は「否定できない居心地の悪さ」に向き合うことが大切と思っています

10年程前佐々木もリアルタイムで視聴し、 毎年エミー賞を多数受賞した「ゲームオブスローンズ」

この世界的大ヒット作品から、世界は不条理と残忍な中世の時代背景に向き合うことになりました 

あれから10数年 今回の中世は日本が舞台です SHOGUNは多くの日本人に観てもらいたいです

日本の歴史を探求していくと万世一系の支配者や権力者の自己都合を正当化していくために

宿命や人権を無視した、しきたりという縛りを神の国と称して庶民に根付かせていきました

その顛末は、志願にすり替わる、自己犠牲精神として、お人好しと正直者の庶民が損を被りました

近隣アジア諸国を侵略し、多大な苦痛を与えた後に、世界中を怒らせ昭和の惨敗と呼ばれる敗戦へと繋がりました

この日本の悪い習慣&風習をプロデューサーと脚本を手掛けるレイチェル・コンドウとジャスティン・マークスは、上手く表現していると感心しました 

ちなみにコンドウさんとマークスさんはご夫婦です 日本で昨今話題の夫婦別姓問題から見ると興味深いと思います

あとプロデュースとプロデューサーの違いを日本の報道は混同されているかなとも思っています

注意深く観ていけば、あれ?日本の宿命やしきたり おかしくね? と気付くように製作されていました

まとめ

令和の日本 これからの世代は、宿命や人権を無視した、しきたりに縛られることなく

自己研鑽と自己努力を積み重ねて、自らの道を切り開いていただければと思っています

懐古主義はもうやめにして、日本の良い所は残し、悪い所は海外の習慣を取り入れて改善していく

私達大人は、これからの世代の方々に負担を背負わせないようにすることが責務と思っています

諌止論(諌死) 死んでいさめること また、死を覚悟していさめること 

2024年 日本は、まだ諌止論が根深く残る社会となっています。

佐々木

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