CATEGORY : 院長のつぶやき

簡略化する日本語と落ち舌との関連性

只今ネットで話題の日本語簡略化 佐々木歯科でも、よく話題にしています

医療分野と日本語、どう関係しているのかというと

これも最近よくメディアで取り上げられている日本人の「落ち舌」問題です

これまで何回も記事にしてきました

現在来院される多くの患者様がこの「落ち舌」となっています

「落ち舌」の原因の一つが、舌骨上筋群と呼ばれる筋肉の衰えです

この筋肉の衰えが、言語の発音に関係していて日本語が年々簡略化してきている要因の一つと考えられています

古くは、江戸時代あたりから始まり、日本人の舌の筋肉及び咀嚼筋や表情筋の衰えが加速していきました

そして現代において、その最たる弊害が

世界と比較しても絶望的とも指摘されている英語習得能力の低さです

もちろん英語能力の低さには

日本人の学習能力の低下も指摘されています

日本も頑張っていると思うのですが、隣国はもっと頑張っているのが実情です

人気ユーチューバーが指摘している、舌の動きの動画をご参考にしていただければと思います

ケビンのように滑舌な日本人は、年々減少していると考えられています

その原因は、日常会話で使用される日本語が、海外からは、「口先だけの言語」と揶揄されていることです

まとめ

少し重たい話となりました 佐々木が医学や栄養学の歴史を通して感じている一例を提示します

江戸時代に江戸煩(わずら)いと命名され、国民病として蔓延し多くの死者を出した脚気です

昭和初期あたりまで多くの日本人の命を奪った、脚気(ビタミンB1欠乏症)の原因は

白米至上主義でした これが日本語が口先だけの言語へと劣化していった根源と考えています

柔らかくて甘い糖質が主成分の白米は、美味しく感じる反面、栄養がほとんどありません

そのため大量に食べることによる満腹感で誤魔化していましたが栄養失調は加速していきます

結果筋肉量が減少し、成長発育は劣悪となり平均身長も低くなり、欧米と比較して貧弱で小柄な民族となりました

すると

今までの日本語を発音すると疲労するので、簡略化して楽に話せる言語発音へと改悪していったことが要因と考えられています

同時期の江戸~明治において韓国も政変があったり、35年に及ぶ日本の植民地支配があったりと長く国民の多くが低栄養の時代になりました

日本と同じように低身長で、栄養失調だった韓国でしたが、日本の敗戦によって解放されたことと

アメリカによる支援物資の恩恵で栄養失調が改善され、年々成長発育が欧米並みに向上しています、

柔らかくて噛まなくてもいい日本食と違い、よく噛んで食べる料理が多い韓国の食文化は、

人間という動物においての成長発育には、理に適っていて世代ごとに良好な成長発育となりました

咀嚼筋や舌骨上筋群は、日本統治時代よりも筋肉量が増加しことで英語の発音にも貢献することになりました

平和で豊かな暮らしが長く続いた日本でしたが、現在「Japan is No1」の時代は遠い昔となり衰退途上国と呼ばれています

これからの令和世代には、日常会話からも衰えや衰退が進行していることを知っていただけたらと思っています

何気ない日々の食生活は、歯だけではなく、あらゆる成長発育において、大切な事だと診療中ご説明しています。

佐々木

PS

「強いものを叩くことが使命だと思ってらっしゃるかもしれませんが、強いものがいなければ、国というものは成り立ちません。強いものの力をどう使うかということを、しっかり皆さんで考えて、厳しい目で見ていただきたい。強いからズルいことをしているだろう、叩くんだ、というのは、これはちょっとね……。豊田章男」

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