https://youtu.be/xJidqb1zEzo?si=sNpSjIygaa01OKGH&t=124
アメリカ在住のユーチューバーさんの興味深いブログでしたのでリンクを貼り付けています
要約すると 昔に歯の神経を取る治療をした歯が、再び炎症を起こしアメリカの歯科で治療を受けることに
1件目の歯科医院の見積もりが40数万円と高額だったのでセカンドオピニオンを活用し、
2件目の歯科医院で30数万円となって 約10数万円節約できたというブログでした
多くの方の感想は、アメリカだからね 外国の歯科治療は高いな という感想だと思います
佐々木の感想は、近い将来日本でもあるなと思いました
ユーチューバーさんは動画の中で しきりに専門医という言葉を使い とてもリスペクトされていました
しかし、本来歯科医というのは、全身の中で、歯だけを診る職業です すでに歯科医で専門医なのです
これより先の専門医は、国が成立させているのではなく、
各々が学会などを作って設けた自称専門医となります 国家資格は歯科医のみの表記です
歯科医師は、根の治療も矯正も口腔外科も歯周病も虫歯も入れ歯も治療することが原則なんです
これを細かく分けたことによる弊害があります
まさに 本質を忘れた結果が近年の
細分化=マトリュウーシカ化です 何故そうなっているのかというと
資本主義の本質が、付加価値を追加し、細分化して高利を得ることことを重要視しているからです
ユーチューバーさんが驚いた歯の治療に30~40数万は高額すぎていて、アメリカでも社会問題となっています
その理由は
専門家に細分化することで医療費(自費)が高騰し、
その割には、老後80歳で20本歯が残らない状態となったからです
高価な検査機や治療機器より、歯科医師を公務員にして人数を抑制し、
歯の治療は全額自己負担、代わりに予防や矯正治療は無料として
できるだけ国民が歯を治療しない生活習慣となるように、政策で根付かせた
北欧諸国が、老後に歯が沢山残ったという結果が証明されてきたからです
話が少しそれました もとに戻します
ユーチューバーさんのお話から佐々木の診たてでは、CTも3Dスキャンも必要を感じず
最小限のレントゲン写真と問診とで、まずは生活習慣の改善指導を行い、
歯の治療はそれでも改善しない場合のみかと思います
そして歯の治療することになっても健康保険3割負担として、日本では1万円~1万5千円くらいかと思います
たぶん佐々木歯科では生活習慣の改善指導で、初診料を加えて、5000円以内で済みますよと説明しているかと思います
これが昨今ですが、日本でも付加価値が沢山付いて、保険治療ではない自称専門医による自費治療になると
CT&3Dスキャン&マイクロスコープによる根管治療となり、その後の被せ物も
3DスキャンとCADシステムを使ったジルコニアの被せ物となって
20万円は超えていく治療になっていると思います
他院様で治療した歯の根の炎症も、生活習慣の改善をしていただけるなら
あえて治療をやり直さなくても改善できる方法があることを知っていただければと思います
人によっては、生産性や能力給が発生しない悪手と論じるかもしれません
佐々木は、歯科医師になって30年程経ちました
アメリカの歯科界が細かく細分化し、自称専門医を名乗りだしたのも30年程前でした
当時から佐々木は、やりすぎでは? 歯科ですでに専門医ですよと思っていましたが
日本の歯科界でもアメリカを参考に取り入れ、細分化が始まっています
医師の分野でも細分化が進み、各々が豊かな暮らしを維持するために必要の無い医療が目立ってきました
そろそろ一人一人がご子息やお孫さんの未来を考えて、変わっていく転換期かと思っています
アメリカの異常な物価高騰の波は、日本の近くまで差し迫っているかと思います
狡猾に、あきれるほど上手く立ち回ってる国も世界にはあります
以前から記事にしていますが、ずる賢く合理的に、ドライに厳しく立ち回ることも少し参考にしてはと思っています
「スウェーデンの医療事情」(実体験より)
スウェーデン在住日本人のブログです 医師&歯科医が公務員で人数を制御している社会が把握できると思います
国民から集めた税金の分配先を、これからも医療に集中させるのか
未来あるお子様&お孫様の教育費へ、税金を多く分配させていくか
上の順位は2023年です 答えはすでに出ているかと思っています。
まずは各々が人任せにせず、政策決定過程に関心を持ち、関与していく事からかと思っています。
佐々木