佐々木が好きなNHKの番組 「ヒューマニエンス」
最新の科学的データと考察を下に番組構成されていて、
感情論や情緒で番組を構成していない所に好感を持っています
今週の題材は、「 痛み 」でした
簡単に説明すると 痛みとは、脳を持つ生物皆が持っている機能で、警告サインの役割です
しかし、この痛みを発信するシステムは、知性を宿すことができた近代の人間では
設計ミスだったのではという指摘が最近の傾向です
番組でも紹介していましたが、痛みで最も有名な腰痛の実際は、曖昧なんです
ということは、医療で解決できる問題ではなく
生活習慣病(慢性疼痛)の枠内となり生活習慣の改善で、解決できることになります
番組でも滋賀医大の取り組みが紹介されていて、解決法は、医者が行うのではなく
患者様自身と理学療法士が協力する形で、生活習慣の改善をおこなっていました
あまり面白くない話かと思います (;^_^A でもこれで多くの痛みは、改善できるんです
痛みという不安と恐れから、過剰な検査や医療を生み出す弊害が問題となっています
10年程前なら、ヒューマニエンスのような番組も滋賀医大の取り組みも放送される可能性は低かったと思います
スーパードクターや最新の高性能検査機械による原因究明など、
医療サイドやメーカーの利益へと導く内容が放送されていたと思います
しかし、令和になり
医療人の中からも、医療による三方良しの 考えが根付き始めたように感じています
歯科医療の痛みも、多くの原因は生活習慣の乱れからです
佐々木歯科では、まず生活習慣の改善を促し、そして痛みや刺激に対しては
鈍感力を鍛えることも お勧めしています
少し哲学的になりますが
痛みや刺激でお悩みであれば、痛みというメカニズムは、結構いい加減な機能で
知性と知能が発達した近代の人間には、もはや設計ミスといってもいいくらいの
機能なんだということも知ってほしいと思います
ないと困るけど、敏感に反応し過ぎるセンサーは、厄介だなというくらいで
受け止めていただけると丁度いいかなと 佐々木は思っています。