CATEGORY : 院長 佐々木真啓のつぶやき

佐々木歯科流インプラント治療の14年経過後

 

定期的に再掲載している記事です

 

佐々木が14年前に手術したインプラントの患者様が久しぶりに来院されたのでアップデートして掲載しています

 

佐々木歯科では基本 できるだけ歯は抜かないようにしています

 

生活習慣を整え、自然脱落の最後まで使用していただくように ご説明しています

 

「痛くないの?」と聞かれる事も多いんですが、痛くなるのは、不潔だったり かみ過ぎることが原因なんです

 

清潔にして、適度な力で噛んでいただくと、自然に歯が抜け落ちるまで使い続けることができるんです

 

そしてなるべく歯も削りません 天然歯が一番健康で長持ちします

 

そのことを踏まえての記事となります

 

写真は、2007年初診時、60歳後半の女性

主訴は、噛めないのでインプラントをしたいということでした

 

 

治療計画は、

ご高齢から健康面も考慮し、インプラントが安全に植立できる箇所のみを選択し

上下で7本としました

そして今後できるだけ、インプラントを増やさない、歯を削らない、治療をしないために

歯周病と虫歯管理を徹底しました

 

その内容は、シンプルです、1日最低3回以上の歯ブラシと歯間ブラシによる歯間清掃です

2008年にインプラント治療が完了し、他の歯はあえて触らず、削らず、予防管理のみしました

 

そして2019年 11年後の現在です

いかがでしょうーか インプラントも 他の歯も全部健康に機能しています

 

ご高齢でもインプラント周囲、ご自分の歯の周囲の骨もほとんど痩せていません

 

これは、この11年間患者様が毎日1日3回以上の歯ブラシと歯間ブラシによる歯間清掃を徹底していただけたからです

 

初診のレントゲンと比較してみてください、この11年間で佐々木歯科で削った歯は3本です

 

一つは2007年初診時にすでにあった虫歯(左下小臼歯)が1本

 

昨年2018年に、右上のブリッジの歯が脱離(20数年使用したための経年劣化)した2本です

 

この2本は、再びブリッジができる程の歯質強度はありませんが、単独歯ならばあと数年は機能できるため

ここは、低コストな保険治療を選択し、銀歯2本と歯の無い間を補う1本義歯(入れ歯)で治療しました

 

そして現在2020年の状態 インプラント治療後 12年です

2007年佐々木歯科に来院されてから、この患者様には新たな歯の病気はできていません

 

私が修復したのは、経年劣化の2本と初診時にあった虫歯1本だけです

 

はい この患者様は、佐々木歯科に来院してから生活習慣を改善したので

 

新しい歯の病の生産が止まったんです

 

ということは、患者様があと10年でも早く生活習慣を改善していれば、

 

インプラント治療もしなくてもよかったかもしれませんね

 

そして 先日久しぶりに来院されました

 

2022年6月のレントゲン写真です 4年程前に右上にあと数年使えればと

 

保険の入れ歯の支台となった 保険の被せ物の脱離で来院されました

 

もう少し使えそうでしたので、再装着し、まだしばらく入れ歯も使用していただくことにしました

 

 

はい!! インプラント治療を終えてから14年経過していますが、 歯は1本も減っていません

 

 

歯が減らない、患者様の共通点は、シンプルです

 

歯ブラシによる歯磨きが1日3回以上で、

 

歯間ブラシによる歯間清掃も1日3回以上されている方々です

 

まとめ

病になってからおこなう対処療法は、医院サイドには、経営の安定と繁栄があり

患者様サイドでは、不摂生を謳歌できるというメリットがあります

昭和・平成の医療は、まさに対処療法が旺盛を極めた時代でした

令和と年号も変わり、そろそろ予防を中心とした医療を根付かしたいと思う毎日から

この記事を書いています。

佐々木

 

 

 

 

 

 

 

 

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